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広範性発達障害の診断基準


発達障害の分類

  • 精神遅滞 (全般的で均一な遅れ)
  • 広汎性発達障害(全般的で不均一な遅れ…自閉性障害など)
  • 特異的発達障害(部分的な遅れ…学習能力障害=LD)
  • 広汎性発達障害(Pervasive Developmental Disorders)の分類

  • 自閉性障害(Autistic Disorder)
  • アスペルガー症候群(Asperger's Disorder)
  • レット症候群(Rett's Disorder)
  • 小児期崩壊性障害(Childhood Disintegrative disorder)

  • 広汎性発達障害の診断基準(『DSM-IV 精神疾患の分類と手引』より)
    アスペルガー症候群 自閉性障害(Autistic Disorder)
    ● 以下のうち少なくとも2つにより示される対人的相互作用の質的な障害
    1. アイコンタクト・顔の表情・体の姿勢・身振りなど、対人的相互反応を調節する多彩な非言語性行動の使用の著明な障害。
    2. 発達の水準に相応した仲間関係をつくることの失敗。
    3. 楽しみ・興味・成し遂げたものを他人と共有すること(例:興味のあるものを[見せる/もって来る/指さす])を自発的に求めることの欠如。
    4. 対人的または情緒的相互性の欠如。
        ● 以下のうち少なくとも1つによって示される意志伝達の質的な障害
    1. 話し言葉の遅れまたは完全な欠如(身振りや物まねのような代わりの意志伝達の仕方により補おうという努力を伴わない)。
    2. 十分会話のある者では、他人と会話を開始し継続する能力の著明な障害。
    3. 常同的で反復的な言葉の使用または独特な言語。
    4. 発達水準に相応した、変化に富んだ[自発的なごっこ遊び]や[社会性を持った物まね遊び]の欠如。
    ● 以下のうち少なくとも1つによって示される意思伝達の質的な障害
    1. その強度または対象において異常なほど、常同的で限定された型の1つまたはそれ以上の興味だけに熱中すること。
    2. 特定の、機能的でない習慣や儀式にかたくなにこだわるのが明らかである。
    3. 常同的で反復的な衒奇的運動(例えば、手や指をぱたぱたさせたりねじ曲げる、または複雑な全身の動き)。
    4. 物体の一部に持続的に熱中する。
      その障害は[社会的、職業的、または他の重要な領域]における機能の[臨床的に著しい障害]を引き起こしている。    
     臨床的に著しい言語の遅れがない(例えば、2歳までに単語を用い、3歳までに意思伝達的な句を用いる)。
     [認知の発達]、[年齢に相応した自己管理能力]、[(対人関係以外の)適応行動]、および[小児期における環境への好奇心]などについて臨床的に明らかな遅れがない。
     三歳以前に始まる、以下の領域の少なくとも1つにおける機能の遅れまたは異常
    1. 対人的相互作用。
    2. 対人的意志伝達に用いられる言語。
    3. 象徴的または想像的遊び。
     他の特定の広汎性発達障害または精神分裂病の基準を満たさない。
     この障害は[レット障害]または[小児期崩壊性障害]ではうまく説明されない。
         自閉性障害の場合、●をつけた欄のなかで、あてはまる項目が六項目以上であること。



    レット障害(Rett's Disorder)

    A.以下のすべてを満たす
    1. 明らかに正常な胎生期および周産期の発達
    2. 明らかに正常な生後5カ月間の精神運動発達
    3. 出生時の正常な頭囲
    B.正常な発達の期間の後に、以下のすべてが発症すること
    1. 生後5カ月から48カ月の間に頭部の成長の減速
    2. 生後5カ月から30カ月の間に、それまでに獲得した合目的的な手の技 能を喪失し、その後常同的な手の動きが発現する (例:手を堅く握る、手を洗うような運動)
    3. 経過の早期に対人関係をもつことの消失(後には、しばしば対人的相互 作用が発達するが)
    4. 協調の悪い歩行と躯幹の動きの外見
    5. 重症の精神運動制止を伴う、重篤な表出性および受容性の言語発達障害


    小児期崩壊性障害(Childhood Disintegrative disorder)
    A.生後の少なくとも2年間の明らかに正常な発達で、それは年齢に相応した 言語的およぴ非言語的意志伝達、対人的相互作用、遊び、適応行動の存在により 示される

    B.以下の少なくとも2つの領域における、以前に(10歳未満に)獲得され た技能の臨床的に著しい喪失
    1. 表出性または受容性言語
    2. 対人的技能または適応行動
    3. 排便または排尿の機能
    4. 遊び
    5. 運動能力

    C.以下の少なくとも2つの領域における機能の異常:

    1. 対人的相互作用における質的な異常(例えば、非言語的な行動の障害、 仲間関係の発達の失敗、対人的ないし情緒的な相互性の欠如)
    2. 意志伝達の質的な障害(例えば、話し言葉の遅れないし欠如、会話の開 始または継続することが不能、常同的で反復的な言語の使用、変化に富んだごっ こ遊びの欠如)
    3. 運動性の常同症や衒奇症を含む、限定され、反復的で、常同的な、行動 、興味、活動の型
    D.障害は、他の特定の広汎性発達障害または精神分裂症では、うまく説明さ れない

    キーワード


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